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2024年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

そして五人の情報を届けてくれるメディアの方々にも感謝しています。
メンバーを支えているご家族やスタッフの皆様にも、「ありがとうございます!」とお伝えしたいです。

#推し語り

日記

timelesz、いい具合にまとまってきているなあ。
Sexy Zone結成時からずっと注目していたけれど、今の活動ももちろん好きだよ。

健人くんやマリウスくんのことも応援しています。
どんな形であれ、五人が幸せならば私も幸せなんです。

#推し語り

日記

文章や表現について褒められることが多いんだけど、それって毎日写経を続けているおかげだと思うんだ。

対して、構成の勉強はほとんどやってない笑
これじゃ構成が苦手になって当然だよね。

だから今後は、構成の勉強も取り入れます。苦手なことから逃げたらいつまで経っても上達できないもんね。

#呟き
#今後の予定

日記

うえだヒロマサさんの本にも書いてあったけど、技法書は「伴走者」みたいな存在なんだよね……。
それを読んだだけで上手くなれるわけじゃないけど、実作を重ねながら読むと大変参考になる。

#呟き

日記

白い霧【4】


「どうだっていいだろ、そんなこと」
照れたように頬を赤らめて、十束が顔をそむける。
そのしぐさになんとなく加虐的な気分を掻き立てられた僕は、わざと大きな声を出して、
「どうでもよくないよ。何を隠そうとしているの?」
と言い、耳先まで真っ赤に染めた彼の様子をしっかりと見上げた。
これもまた内緒にしている話なのだが、僕は十束のこういう表情がとても好きだった。彼は恋愛の話題を振られるのをなぜか苦手としていて、そういった質問などを突きつけられると、きまって頬を赤くするのだ。
普段大人びた様子の彼が年相応の少年の振る舞いをするその瞬間を見るのが好きなものだから、僕はたまに自分から恋バナを持ちかけていた。
そういうとき、十束は必ず「やめろよ」と嫌がるのだけれど、どこか抵抗を諦めている風情を精悍なおもてに宿していた。
だから僕は、何度も何度も恋の話を彼に振った。
いつもと同じように、今日もまた、同じ話題を繰り出した。
「ねえ、十束はどんな女の子がタイプなの? 僕、小学校のときからおまえの友達やっているけど、十束の好み、全然知らない」
「言わねえよ、そんなこと」
照れた表情のまま大股で歩き出した彼を追いながら、僕は、
「高校生になったんだしさ、好きな子くらいどこかにいるでしょ? ……あ、それとも芸能人の誰かが好きなの? 俳優さんとか、アイドルとか、そっち方面?」
「張っ倒すぞ」
「いいよ。なんだったら押し倒されてもいいんだけどな」
すると、前を歩いていた十束がいきなりぐるんと振り向いて、
「馬鹿! 冗談でもそんなこと言うな!」
と叫んだ。
僕は驚いた。この手の話を振られる際、彼は照れこそするものの、声を荒げたりはしない。今までずっと、そうだった。
立ち止まってぽかんと大口を開ける僕を見、十束が、
「……あ。ご、ごめんよ」
と言った。その頃には彼の頬から朱が退いていた。
「ねえ、十束。もしかして怒っちゃった?」
「さすがにしつこすぎたかな」とこっそり反省していたところ、彼は黙って首を横に振った。
「そんなことあるわけねえだろ」
噴水のある公園の前で、僕たちは視線を合わせる。
白い霧のせいだろう。十束の表情が昼間見るものよりもはるかに優しく、瞳に映る。
「言っとくけど、おまえに怒りを感じたことなんて一度もねえぞ。瀬戸にSっ気があることぐらい、とっくの昔に気づいていたし」
「なぁんだ、残念」
とぼける僕を笑って見下ろしながら、十束がまたも言葉を放つ。
「残念なんかじゃねえよ、むしろご褒美だよ」
「え?」

目を丸くして十束の発言を聞き返した僕はそのとき、悲鳴を聞いた。
夜の闇を引き裂くような、鋭く、強烈な声だった。畳む


#一次創作
#性転換小説

白い霧【3】

出来立てのアメリカンドッグに揃ってかじりつきながら、僕達は帰途についた。十束の言う通り、女の子になった今の僕がひとりで帰宅するのは確かに得策ではないと考えたからだ。
それに、せっかく友人が申し出てくれたのだ──理由もなしに無碍にはできまい。
「ひとり娘を塾に通わせて、自分たちはモンスター狩りかあ……。おまえの親御さんたちもなかなかの放任主義だよな」
「そんなことないよ」
はふはふと白い息を押し出しながら僕は答える。
当たり前のことだけれど、男だったときよりも随分声域は高くなっている。誰にも語ったためしはないのだけれど、実はそのことにちょっとだけ落胆していたりする。
まさか自分がトランスエフ病にかかるとは想像すらしていなかったから。
だけど、なったものは仕方がない。神様かはたまた別の高次的存在が決めた「運命」に、人間ごときが逆らえるはずがないのだ。
もっとも僕は「運命」って言葉をそんなに好んでいないのだけれど……。
「モンスター狩りは市民の暮らしを守るために必要な仕事だよ」僕は言った。
「だから父さんたちを責めるつもりはないよ。住民を守ってくれているんだもん、わがままなんか言ってられないよ」
「けどなあ……」
なおも言い返そうとする十束を尻目に、僕は串をゴミ箱に入れた。
紺色の膝丈スカートが夜風に揺られて、ふわりと膨らむ。
「十束は心配性なんだよ。僕が女の子になってからずっと、ボディーガードみたいに付きっきりで構ってくるじゃないか」
「そりゃそうだろ」
十束が串を二つに折ったあと、ゴミ箱に投げ込む。かさりと乾いた音を立て、それは箱の奥へと吸い込まれていった。
「友達が突然女になっちまったんだぜ? これが心配せずにはいられるかってんだ」
「じゃあ、何から僕を守っているの?」
「それは……」
しんとした夜のさなか、僕たちは意味深に見つめ合う。通りすがりの何者かが今の僕らを見かけたら、「あの子たち、恋人同士なのかな?」と誤解すること必至であろう。

けど、真実はそうじゃない。僕らはあくまで友人同士で、それ以上の関係にはない。
僕たちの間に恋心はない。よって、恋愛関係は成立しないのだ。畳む


#一次創作
#性転換小説

小説

白い霧【2】

創作性転換小説です。
高校生同士のカプものです。多分R18になると思います。

突然声をかけられてつい固まってしまったが、思い切ってそちらを振り返ったとたん、緊張の糸がふつりと切れた。
隣の家に住んでいるクラスメイトの十束尊《とつかみこと》の顔を認めたからだ。
十束は高校生にしては大柄で、腕も太く、とにかくたくましい体つきをしている。そのくせ髪は女の子みたいに長くのばしているものだから、初対面の人からは胡散臭い人物に思われたりもする。
けれど僕は小五のときに出会ってから一度も、十束を警戒したことがない。
彼は大人のように体格がよいが、飼い慣らされた犬のような人懐っこい笑みをいつも浮かべている。豪胆な見た目に反して、雰囲気がどことなく柔らかいのだ。
また、「外見なんかで人を判断してはいけない」というのが幼い頃からの僕の信条だったため、僕は十束と気軽に交流をしていた。
ちなみに他のクラスメイトからは、「あんな怖そうな奴とよく話ができるな」と感心されているが、それは偏見に類するものだと思う。
小さく笑み返しながら、彼の浅黒い顔を眺めていたところ、十束があきれたような口調で言った。
「おまえ、女の子になったんだからこんなとこで立ち読みなんかしてちゃ駄目だろ。親御さんだって心配してるはずだ」
「大丈夫。うちには今、両親いないから」
──そうなのだ。
うちの両親はモンスター駆除を専門に活動する免許持ちのハンターで、今日は夜勤に出かけているのだ。

美咲乃は霧の街としても有名だが、その霧には「動物を凶暴化させる」という困った成分が含まれているらしい。人間にとっては無害であるが、負の感情を強めた動物が霧に触れると、ヒトを襲う害獣と化すそうだ。
実際にその現象を目撃した経験がないので伝聞でしか知らないけれど、さしあたって、そういう事件がときどき発生しているらしい。
だから、十束が僕の心配をするのは、理にかなっていることなのだ……。

「帰ろう。俺が送っていくから。その本ならうちにあるし、ここで読むこともないだろう?」

「……うん。そうだね」
言って、僕たちはアメリカンドッグを一本ずつ購入して店を出た。
畳む

#一次創作
#性転換小説

小説

「ベルナのしっぽ」を読んだ。
最後のほう、ベルナちゃんが虹の橋を渡ろうとする場面で泣いた……。
難しい言い回しはほとんどないけれど、だからこそストレートに心に響いた。
いい作品です。

#読書メモ

日記

白い霧【1】

創作性転換小説です。
R18になるかもしれません。高校生同士のカプです。


僕が育ったその街は、真っ昼間でも雲海めいた白い濃霧に覆われている。
「街の至るところに霧が発生している」という点を除いては、ごくありふれた地方都市だ。およそ四十万人が住むその都市の名は美咲乃《みさきの》というが、さして花苗物の栽培が盛んなわけではない。つい数十年前まではデコポンやスイカなどの農作物で有名だったが、西暦二○××年を迎えた現在、その位置は魔術産業に取って代わられてしまった。

僕の家は二階建ての古びた一軒家だ。町は繁華街からかなり離れた場所にある。周囲にはほぼ古い住宅しかない。近くのコンビニに行くには、自転車で片道十五分はかかる。
塾帰りの夜、最寄りのコンビニで少年誌を立ち読みしていたところ、
「こんなところで寄り道していていいのか?」
と声をかけられた。
いきなり真横から男の声が響いたものだから、思わず肩がびくついた。
というのも、僕は──昨日、女の子になったばかりなのだった。

前述の通り、美咲乃という土地は魔術産業で栄えている。市街に行けば魔術探偵所なんてものがあるし、魔導書だけを販売する会員制の書店もある。治療魔法を使って人々の心身を癒やすまじない医だって存在する。
けれど、美咲乃が世界的に有名な理由はそれだけにとどまらない。
この街で生まれた男児の一部は、成長すると「女の子」に性転換してしまうのだ。
前世紀の末頃に発見されたこの現象の原因は、いまだ解明されていない。多くの魔術師たちがあらゆる手を尽くしてメカニズムを探ったものの、今もなお不明だ。
「トランスエフ病」と名づけられし恐るべき奇病は、美咲乃で生を受けた男の子だけが罹患する。科学の力をもってしても、魔術の力をもってしても、元の性別に戻る手立てはない。一度女性化したら、決して男には戻れないのである。

完全に虚をつかれた僕は「ひっ」と声を上げたあと、ゆっくりと横を見た。
そこには、大柄な体躯をした、いかにも喧嘩の強そうな男子生徒がいた。

【続く】畳む


#一次創作
#性転換小説

小説

今、「推し」と呼べる存在がほとんどいないんだよなあ……。
「ウイニング パス」の主人公兄弟がそれに近かったんだけど、連載終了しちゃったし(でも終了しても好きです)

#推し語り

日記

「ウイニング パス」の雷羅くんもいいキャラなんだよね。
ああいう美意識高い人って好きです。かく言う私は美意識低めなんですけども(だからこそ憧れるんですよ)

#推し語り

日記

「ウイニング パス」の主人公、才能もそれなりにあるけど基本努力家なので、そこが好きです。
挑みかかってくる主人公に対して手を抜かない兄もいいんだよ。二人ともかっこいい。

#読書メモ

日記

今、ピアノジャズを聴きながら文章を書いているところ。
ジャズ聴いていると精神的に落ち着くんだよね。

#呟き

日記

「ウイニング パス」のお兄ちゃんがいい感じに変態なので、読んでいてとても楽しいです。
超ブラコンなのに決めるところはしっかり決めるので、そこがいいんですよ。

#推し語り

日記